秘密の片思い
「「「「かんぱ~い」」」」


グラスを軽く掲げて4人は乾杯した。


愛と日菜はオレンジジュースのグラスを口に運ぶ。


郁斗と千波はビールだ。


「郁斗~ インタビューどうだった?」


日菜が料理を小皿にとりわけながら聞く。


「どうだったって普通だけど?」


適当に答える郁斗。


「郁斗も有名人なんだね~」


日菜はわざと茶化してから笑みを愛に向ける。


「あの頃の郁斗じゃ想像できないよね?すっかり有名人だね インタビューされる所見てみたかったな」


愛も日菜に乗って郁斗をからかう。


「はぁ~ 向こうじゃこんなに騒がれなかったからな・・・」


向こうとはブラジルの事。



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