秘密の片思い

そんな3人の会話に千波は笑っている。


「愛ちゃん、たくさん食べてね？」


日菜があれもこれもと小皿に料理を取りわけて愛の前に置いていく。


退屈な時間を利用して日菜は料理教室に通っている。


腕前も上がっているようでどの料理もおいしい。


「ありがとう　お腹すいていたんだ」


愛はお箸を持って食べ始めた。


「2人分だからねっ」


日菜もうれしそうに言った。


「結婚式の準備は進んでいるのか？」


千波が郁斗に聞く。


「ん？あぁ、今日ドレスとその他もろもろの事を決めてきた」