秘密の片思い
「郁斗、ネックレス付けてくれる?」


今付けているウェディングドレス用のネックレスを外した。


郁斗は言われるままにプレゼントのネックレスを愛の細い首に付けた。


「ありがと」


付けてもらうと愛は立ち上がって鏡を探しに出た。


何度かドアを開けた後、パウダールームを発見した。


頬が上気して瞳がキラキラしている。


鏡の中の自分は夢の中のような気がしてきた。


これは現実?それとも夢?


幸せすぎて現実とは思えない。



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