秘密の片思い
「もう!どうしてこれくらいの事で泣かなくちゃいけないのっ?」


自分に喝を入れてアルバムをパタンと閉じた。






ピンポーン


インターホンが鳴って出ると日菜だった。


ドアを開けると日菜がにこにこして立っていた。


「愛ちゃん、お昼一緒に食べない?」


「ありがとう ちょうど何か食べようって思っていたところなんだ」


愛は親友の気遣いに嬉しく思った。


「じゃあ、うちで食べよう? パンを焼いたの あとはシチューだけどねっ」



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