秘密の片思い
胸も大きくなっているし裸になると自分が不恰好に見えてしまうのだ。


神秘的な美しさに満ち溢れていると思っているのに。


「愛・・・」


郁斗が首を横にふりつつ溜息を吐く。


「お願いだから・・・一緒にお風呂に入らないからね」


このマンションの浴槽は大人が2人入っても十分な広さがあるのだが。


そっぽを向いてしまった愛に郁斗は髪にキスを落とす。


そして頬、鼻、おでことだんだんと唇に向かっていく。


じらしながらとうとう唇にたどり着く。



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