秘密の片思い
「郁斗、どうしたの?」


愛が聞くと郁斗は微笑んで首を横に振った。


「なんでもないよ エレナがつまらない冗談を言うから」


郁斗と愛の仲の良さそうな雰囲気にエレナは顔を背けた。


やっぱり来なければ良かった。


エレナは仲の良い郁斗と愛を見て内心がっかりしていた。


郁斗が幸せじゃなければ良いと思っていた。


郁斗は私に会えば後悔してくれるんじゃないかと思っていた。


赤ちゃんが出来たから無理に結婚したのかもと。


でも2人は幸せそうだ。



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