秘密の片思い
なにか変だな・・・。


「郁斗?先にお風呂に入ってきて?」


自然に聞こえるように明るく愛は言った。


「・・・・わかった」


気のせいなのか?


気になった郁斗はキッチンに入ろうとした時、愛が出てきた。


そしてウォークインクローゼットに入っていく。


「愛、自分でやるから、いいよ」


自分の着替えを取りに行く愛を追う。


部屋に入ると愛は引き出しを開けるところだった。


「愛?何かあったのか?」


一度も目と目を合わせない愛に近寄りたずねる。




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