秘密の片思い
この先は公園か・・・・。


もしかしたら・・・と郁斗は先を急いだ。







キィ・・・・・キィ・・・


音のする方を見てみると愛はブランコに座って小さく漕いでいた。


いた・・・・。


郁斗の人生でこれほど安堵した事はないだろう。


それほど愛の姿を見て嬉しかった事はなかった。


郁斗が来たのも知らずに愛は俯きブランコを小さく揺らしていた。




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