秘密の片思い
「・・・大地、試合がどうだったか知っているか?」
大地が言うまですっかり試合の事を忘れていた。
「2-1で日本が勝ちました 苦勝でしたね 点を入れたのが義兄さんだけだなんて」
そんな義兄を尊敬してしまう。
「姉貴も知ったら喜ぶと思います 今はそれどころじゃないと思うけど・・・」
大地が言うと郁斗は寂しそうな笑みを浮かべた。
トントン
「どうぞ」
ノックの音に返事をすると日菜が花束を抱えて入ってきた。
千波はいないので一人で来たようだ。
「また来たのか・・・」
「だって・・・気になるんだもん」
日菜はバックの中から花瓶を出して部屋の中にある洗面所の水道から水を入れて花束を生け始めた。
大地が言うまですっかり試合の事を忘れていた。
「2-1で日本が勝ちました 苦勝でしたね 点を入れたのが義兄さんだけだなんて」
そんな義兄を尊敬してしまう。
「姉貴も知ったら喜ぶと思います 今はそれどころじゃないと思うけど・・・」
大地が言うと郁斗は寂しそうな笑みを浮かべた。
トントン
「どうぞ」
ノックの音に返事をすると日菜が花束を抱えて入ってきた。
千波はいないので一人で来たようだ。
「また来たのか・・・」
「だって・・・気になるんだもん」
日菜はバックの中から花瓶を出して部屋の中にある洗面所の水道から水を入れて花束を生け始めた。