秘密の片思い
「お花を見て少しでも気分がよくなればなって・・・」


花が生けられた花瓶を窓際の台に置いた。


「ありがとう 日菜」


「うん 大地君もいたんだね?」


日菜は大地を見て言った。



「ああ さっきみんなが来てくれたんだけどな あれからまだずっと眠っていて」

郁斗が愛を見ながら言った。


「愛ちゃん、大丈夫かな・・・あ、そうだ」


日菜が保冷用のバッグを郁斗に渡した。


「なに?」


バッグを持たされて郁斗は聞く。


「ちゃんと食べていないんでしょ?サンドイッチ作ってきたの たくさん作ってきたから大地君も食べてね」


そう言うと大きなポットと紙コップもテーブルに置いた。



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