秘密の片思い
コーヒーの匂い・・・・。


愛はコーヒーの匂いで目が覚めた。


「愛!」


目が覚めてぼんやりしている愛を見て郁斗が紙コップをテーブルに置いた。


「郁斗?」


郁斗を見て愛が怪訝そうな顔になる。


「ここはどこ・・・?」


愛は頭だけキョロキョロとさせる。


「愛ちゃん!」


日菜が愛を覗き込む。


「日菜?ねえ?ここはどこ?郁斗の髪、どうして長いの?」


愛の言葉にみんなは耳を疑った。


「日菜?なんで黙っているの?」


日菜は郁斗と顔を見合わせた。


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