秘密の片思い
「郁斗は・・・あたしの事・・・」


愛の言葉をさえぎって「愛しているよ」と言った。




病室のドアがノックされた。


「はい?どうぞ」


入ってきたのは看護師で郁斗に先生からお話がありますと言った。


「愛、ちょっと行って来るよ 眠れば痛みも忘れるからちゃんと寝ていろよ」


そう言うと看護師の後を追って行ってしまった。


眠ろう・・・郁斗に心配かけないためにも・・・。


愛はゆっくり目を閉じた。



< 456 / 646 >

この作品をシェア

pagetop