秘密の片思い
愛はぎゅっと目を閉じた。


あたしは何を忘れているの?




ジリリリリリリ・・・・・


突然の目覚ましの音に愛は身体をビクッとさせた。


郁斗が身動きするが愛は固まったまま動けない。


「ん・・・・」


目覚ましの音で目覚めた郁斗が布団の中から手を伸ばす。


そしてゆっくり目を開ける。


「愛・・・」


愛の瞳と目があった。


「お、おはよう」


照れたように挨拶をする愛に郁斗はフッと笑う。


「おはよう 愛」


その言葉と共に愛の腰に腕を回す。


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