秘密の片思い
* * * * * *
「愛ちゃん!」
部屋にいると日菜が入ってきた。
「日菜、いつ来たの?気づかなかったよ」
「30分位前かな 下でお花活けていたから」
ヘヘッと笑った日菜はイスに座った。
「ごめんね 忙しいのに あたしのお守りなんて」
愛が申し訳なさそうに言うと日菜がかぶりを振る。
「そんな事いいの 愛ちゃんらしくないよ?そうだ!忘れてた お義母様がお茶をしましょうって」
「急いで行かなきゃ」
愛はすくっと立ち上がると日菜と部屋を後にした。