秘密の片思い
映画が終わる頃には愛は頭痛に悩まされ始めていた。


「愛ちゃん、顔色が悪いよ」


映画館を出て明るい外に出ると愛の顔色の悪さに驚く。


「うん・・・頭・・・痛い」


「すぐに帰らなきゃ」


日菜はタクシーを拾った。



* * * * * *



30分後、家に戻った愛はすぐにベッドに行くように言われた。


「薬は?」


日菜が愛がベッドに入ったのを見て聞く。


「そこの引き出し・・・」


日菜は言われたとおり冷蔵庫から水を用意して薬を愛に持って来た。




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