秘密の片思い
それから1時間後、ようやく今日の仕事を終わらせるとまだ残っている同僚に挨拶をする。


「お先に失礼します」

バッグを持って立ち上がると扉の所でばったり編集長に会い挨拶した。


「あぁ、愛 お疲れさん すぐに寝るのよ?ひどい顔しているわ」


相当、頭痛がひどいんだねと言われて愛はもう一度頭を下げて部屋を出た。






エレベーターを降りて足早に建物を出る。






「愛!」

名前を呼ばれた。


聞きたかった声・・・でも・・今は聞きたくない。



ビクッとして振り返ると郁斗が壁に寄りかかって立っていた。
















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