秘密の片思い
車に乗りしばらくすると愛は窓に頭を付けて眠った。


何も言わないが頭痛がするのだろう。


郁斗は家に車を走らせた。



* * * * * *



郁斗が愛を抱きかかえて帰ってくると母親が驚いた。


「まあ、どうかしたの?」


「いや、疲れて帰りに眠ったんだ」


母親に言っても心配をかけるばかりだ。


「そう 久しぶりの外出だから疲れたのね」


母親も付いて来て部屋のドアを開けてくれて助かった。




< 525 / 646 >

この作品をシェア

pagetop