秘密の片思い
あたしのせい?


愛は自分のせいだと思った。


あたしがこんな状態でなければ郁斗は練習に集中できたはず。


あたしの為に練習を休んだりしなかったはず。


あたしのせいだ・・・。


だから気を紛らす為にお酒を飲んだんだ。


きっとそう。


そうでなければあたしの目を見てくれるはずだもん・・・。


郁斗の後頭部を見ながらいつの間にか枕を濡らしていた。


その夜、愛は一睡も出来なかった。





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