秘密の片思い
郁斗は寝返りを打った。


そして愛の身体を引き寄せようと手を伸ばした。


「愛?」


目を開けて隣を見ると愛の姿がない。


ガバッと布団を跳ね除けベッドの上に起き上がると部屋を見渡した。


「愛?」


もう一度読んでみるが返事は無かった。


急いで立ち上がると頭に鈍痛を覚える。


「っ・・・」


昨日は飲みすぎた・・・・。



家の前でタクシーを降りた所までは覚えているがその後の記憶が無かった。



< 543 / 646 >

この作品をシェア

pagetop