秘密の片思い

どこへ?

「何かあったのか・・・?」


クソッ!なんで覚えていないんだ!俺が何か口走ったのかもしれない。


もしかしたら赤ん坊の事も・・・。


「愛の様子は!?赤ん坊の事を思い出した様子はなかった?」


「そ、そんな様子はまったくなかったわよ?郁斗をゆっくり寝かせてあげたいって」


思い出してみれば朝から綺麗にお化粧をしていた。


だが目はどことなく腫れぼったく赤かった気もする。


「ほんとに?」


郁斗の顔色が変わる。




< 547 / 646 >

この作品をシェア

pagetop