秘密の片思い
食欲のない愛はコーヒーだけを頼みトレーを持って振り向いた時、後ろにいた女性にあやうくぶつかりそうになった。


「あっ!ごめんなさい」


愛は急いで謝るとその女性はぼんやりしていた自分も悪いと言った。


「いいえ、妊婦さんなのに・・・ほんとごめんなさい」


相手の女性はコートの上からでもわかる妊婦だった。






窓に沿ったカウンター席に座る。


座ると平らなお腹に手を置く。


どうしたんだろう・・・お腹が痛い。



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