秘密の片思い
「愛ちゃん・・・・お昼まで眠った方が良いよ」


日菜は向こうを向いてしまった愛に声をかけて寝室を出て行った。





お昼におかゆを持って行くと愛は半分ほど食べただけだった。


それでもまったく食べないより良いと日菜は何も言わなかった。


「愛ちゃん、郁斗とちゃんと話し合ってね?」


2人が別れる事になったら悲しい。


「・・・・」


「愛ちゃんっ!これ以上郁斗を傷つけたくないんでしょ!?別れる事が傷つける事になるかもしれないんだよ?良く考えてね?」


日菜は言いたい事だけを言うと出て行った。




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