秘密の片思い
「いく・・・」


言葉を言おうとした時、唇が塞がれた。


強引に唇を重ねられて唇を割られ舌を絡め取られる。


「んっ・・・・」


愛の口から甘い声が出てしまう。


愛が嫌がっていないとわかると強引だったキスは優しいキスへと変わっていった。


角度を変えて何度も唇を重ねると愛の身体の力がなくなったのがわかった。



郁斗はキスをやめて愛のサラサラの髪をゆっくりと撫でる。


視線はお互い見つめあったままで愛の顔は赤い。


「俺の事を愛しているんだろう?」


でなければこんなキスをするわけがない。



< 592 / 646 >

この作品をシェア

pagetop