秘密の片思い
「愛ちゃんっ!」


空港に着いたと日菜から連絡を貰い、時間を見て愛はロビーに下りてきていた。


ロビーのソファーに座っている愛を見て真っ先に日菜が駆け寄ってきた。


「あれ?郁斗は?」


ソファーに座っているのは愛だけ。


「滑りに行ってるの」


愛が微笑む。


「相変わらずだねっ」


「お義兄様は?」


愛は頭をめぐらして義兄を探す。


「千波くん、支配人さんと・・・」


日菜は疲れたように愛が座っていたソファーにぽすんと座った。



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