秘密の片思い




「いくらスイートルームだってお互い気を使うだろ?それに今日はクリスマス・イブだし、兄貴と日菜良い雰囲気になっているんじゃないかな?」


郁斗の言わんとする事を想像してしまって愛の顔が耳まで赤くなる。


「なに想像してんの?」


郁斗が意地悪く笑う。


「想像してなんかっ///////」



もうっ 郁斗ったら。



2人だけにしてあげるなんていい所あるな~なんて思っていたら・・・。


「俺たちにもあの2人は邪魔だろ?」


余裕のある笑みを向けられた。


「兄貴には言ってあるから大丈夫」


そう言うと愛のピンク色の唇に唇を重ね、啄ばむように何度も何度もキスをする。


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