秘密の片思い
祐一郎に電話をかける。


『愛・・・』


愛の名前を呼ぶ祐一郎の声は沈んでいる。


一瞬、沈黙した雰囲気が流れた。


「ゆ、祐、おはよう メールありがとう」


『おはよう 昨日は驚いたよ 大丈夫だったか?』


「祐、今日会える?」


祐一郎の言葉には返事をせずに聞く。


『ああ 空いている 迎えに行くから待ってて』 


「えっ・・・」


迎えに行くと言う事は車だ。




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