秘密の片思い
「祐、どこかで待ち合わせをしよう?」


外のカフェで会いたい。


『車で迎えに行っちゃダメなわけがあるのか?』


いつもデートの時、祐一郎は迎えに来ている。


「・・・・そんな事ないけど」


『じゃあ、これから行くよ 30分位で着くから』


そう言って携帯が切れた。





まだパジャマのままの愛は急いで服に着替えた。


祐一郎とデートをする時はいつもスカートだった。


ジーンズは仕事で見慣れてしまっていたから女らしくと思ってスカートにしていたのだ。


今日はスカートをはきたくなかった。


愛はモスグリーンのパンツをはいた。



< 73 / 646 >

この作品をシェア

pagetop