大好きなキミへ
とか思ってるとふとさしかかった公園。

結構広くてスポーツが出来る様にグラウンドに高い網が張ってある。

と、その時。

こつんと私の足に何かが当たった。


「なんだコレ…。野球ボール?」

「すいません、拾ってくれませんか?」


そう言って目の前に現れたのは隣のクラスの相沢桜だった。


「えーっと、相沢…君」

「…上原」


軽くこっちをちらっと見てぼそっと呟いた。

相沢桜の噂はよく聞く。

その1、モテる。

その2、成績優秀、スポーツ万能。

そしてその3、
笑わない
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