大好きなキミへ
「ただいまー」


英里と別れて家に帰宅。


「姉ちゃん!アブねぇッ!!」

「へ?」


((スコーンッ))

間抜けな音と共に私の顔に何かが当たる。


「な、んじゃ…こりゃ。俊介!コレアンタの仕業!?」

「ちがうちがうっ!母さん、母さん!」


自分じゃない事を必死にアピールする弟の上原俊介<しゅんすけ>


「アハハ、星に当たっちゃった?めんごめんご」

「謝る気ないよね。絶対ないよね」


そう言って自分の目の前で軽く手を合わせるのがお母さん。

上原桔梗<ききょう>


「本当にごめんってばぁー。謝ってるでしょ。ね、ね?」

「仕方ないなぁ…」


軽く流して二回にある自分の部屋へと向かう。


「おーい、俊介。アンタ階段に「ぴちぴち!Eカップの巨乳祭り♪」っていう本落ちてるぞ」

「それ俺じゃねェェェェ!!明らかに兄貴だろ!もしくは父さんだろ!」

「ああ、そっか」


廊下に落ちてるエロ本を足で兄ちゃんの部屋の扉に寄せておいてその前にある自分の部屋に入る。
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