あたしの偽り彼氏



「付き合ってな―……」

「……な??」


ちょっと待って。
ここで付き合ってないって言っちゃっていいのかな??

一応…付き合ってるってことになってるし…


微妙なんだけどぉぉ!!


「伯東さん??」

「えっ!!はい…。」


どーしよう…
あぁぁ~どうすればいいのぉ~!!!





「駿??」

「「えっ??」」


後ろから女の子の声がした。

パッと振り向くと…ちょうど目が合った。


「「あっ…」」


あぁぁぁ!!!!
あの時の!!


「ん??2人とも知り合い??」

「いや…その……って!!大橋君は知り合いなの??」

「俺??知ってるよ!!」


学校一のモテ子だから??


「幼なじみなの。」

「うそ!!」

「本当だよ!」


へぇ~…美人と美形が幼なじみなんてすごい。




「お前とはだいぶ違うな…。」


へ???

今の声は―…



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