あたしの偽り彼氏



「あたし馬鹿じゃん。」

「いいじゃんいいじゃん!!この流れで本当に付き合えば??」

「何言ってんの///」

「きっと相性もいいだろうし♪」


相性なんていいわけないじゃん。

だいたい恭介だって嫌々付き合ってくれてるわけだし。


「だって5日間だけの付き合いなんてぇ~」



違う意味だと付き合いは長いけどね。

幼稚園も小学校も中学校も高校も一緒だし…


さらに恋人になんてなれるわけないじゃん。


「まぁ、恭介君もけっこうモテるしね。」

「えっ!!そうなの!?」

「今、ちょっと焦ったね(笑)」


うっ…。


「別に焦ってないです~!!」

「そうですかぁ??
でもモテるのは本当だよ。」


そうなんだ…。

確かに見た目はそこそこだしね。


「妬いちゃってるぅ~??」

「馬鹿っ!!」



「付き合えばいいのにぃ~」



そー簡単じゃないんですーっ!!


5日間だけ彼氏してくれるだけでも感謝しなきゃ。



「でもあと4日だよ~??」


わかってるから!!!
もぉーっ!!!




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