あたしの偽り彼氏
いつから好きだったんだろ…
ただの幼なじみだって思い続けてたから…気づかなかった。
中学の頃は
恭介の隣が当たり前で…
恭介があたしの隣にいるのも当たり前で…
2人で馬鹿するのも当たり前で…
笑い合うのも…
話し合うのも…
喧嘩し合うのも…
全部が恭介とで…
思い出せば…思い出すほど恭介とも想い出が浮かんでくるよぉ…。
「過去を振り返るとかなんか…虚しい~…。」
―時間は過ぎるのは早くて…
あたしにとって土日は―…
目を治すのと気持ちを落ち着かせるのに使い終わった。
明日の放課後は…
あの場所に行って…
話したら終わりなんだ…。
……終わり??
あたしなんで諦めてる??
これから頑張ればいいのに…
恭介に彼女がいても頑張らなきゃ何も起きないしね…。
気持ちを伝えよ…。
フられてもいい。
正直に言おう…昔から好きだったってことを―…