あたしの偽り彼氏
11.告白



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「恭介…」

「ん~??」

「ごめんね。」

「気にすんなよ!」

「でも…」

「南美らしくねぇーな。」



だって…。


あの後、北沢さんはまだ疑いの目であたしを見てたけど恭介の必死さに負けて認めてくれた。

気まずいまま中庭を離れて…

今、なぜか玄関で誰かを待つ恭介をあたしも一緒に待ってる。




「南美っ!!」

「えっ!?」

「無言はやめてくれねぇ??」

「ごめん…。」


でも、何を話せって言うの??

あたしはまだ心臓がドキドキしたままなのに…

恭介は平気そうな顔して…


やっぱあたしとのキスはなんとも思わないんだ…。


「おい。」

「あっ!!ごっごめん…」


その目はなんか話せよ!!って目だね。


「えっと…誰を待ってるの??」

「来るまで言わない。」


なにそれ…




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