あたしの偽り彼氏



「恭介に告白。」

「……。」


「彼氏役じゃなくて本当の彼氏になってほしいでしょ??」



優しすぎるね。
それにすごくわかってくれてるし。

大橋君は本当に完璧だよ。



「…うん///」


「頑張ってね…」

「ありがと…。」


大橋君のその爽やかな笑顔は最高だよ。

こんなあたしにも向けてくれるんだね…


ありがと…。


気持ちにこたえられなくて…ごめんね。




あたしは走って恭介の家まで行った。



でも…。

恭介はまだ帰って来てなかった。


「はぁはぁ…どこに行ったの~??」


もぉー!!
寄り道すんなよ!!!

なんで真っ直ぐ家に帰らないかなぁーっ!!!

ん~…


あっ!!公園で待ってよ。



どこから来てもここの前は通る―………あっ!!






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