あたしの偽り彼氏

「うん…いるんだ。」

「どんな奴なの??」


「意地悪なところもあるけど優しいところもたくさんあって…すごくかっこいいの///」


なんか本人に言ってるとかまじ恥ずかしい///


「ふぅ～ん…。」

「誰かわかった??」

「いや、わかんねぇー」


だよねー。
やっぱり自分だってことには気づかないよね。


「そいつに告らねぇーの??」

「……。」


告白したいよ??
でも…どうしよう。


「ん～…片想いだし!!」

「んなのわかんねぇーじゃん??」


わかってるよ。
だって恭介には彼女いるじゃん。

クレープ屋で見たし。


「恭介は彼女いるんでしょ!!なのに彼氏役してくれてありがとねー♪」

「はっ??」

「だって見たよ!!クレープ屋で…」

「あぁぁ～…あれは従妹だよ。」


いっ従妹!!??

「でも…」

「本当だよ。
ってか南美いたなら声かけろよ!!」

「ごっごめん。」


従妹なんだ…。
ホッとしたよ～

彼女じゃなくてよかった///