あたしの偽り彼氏


「おい!!行くぞ?」

「あっ!!うん!!」


ん~隣に並んで歩くべき??
彼女だし???

でも…まじ付き合いじゃないし(汗)

隣じゃなくてもいいよねぇ~


「南美。」

「なっなに??」

「隣にこいよ。」

「えっ!?なんで…」

「普通は並んで歩くだろ??」


あっ…はい…まぁ…

でも…でも…


「なに??まさか恥ずかしがってんの!?ぷっ!!」


ムッムカつくぅ~!!!!


「そんなわけないでしょ!!」

「どーだろぉ~??」

「ないですないから!!」

「まっ、そうだよな。
お前が俺を本気で好きになるわけねぇーし。」

「当たり前!!」

「はいはい。」


まったく!!
ってか、いつの間にか学校に着いちゃった。

こんなに近かった??


「じゃあ俺は朝練行くから。」

「うん…。」

「なに??淋しいの??」

「ばっ!!そんなわけないでしょ!!」

「あっそ。」


さっさと行っちゃえ!!




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