海になったこおりの話
 
あれから どの位たっただろう


相変わらず

ここは 明るくて

それが当たり前のように暖かい



たぷたぷ たぷたぷ

おいらは ずっと海をやっている


だけど

思うのはふるさとの星

暗くて 寒くて 誰もいない

大嫌いだった あの星のこと


心を置いてきた あの星のこと

 
 
たぷたぷ たぷたぷ


それでも おいらは

ずうっと海をやっている



< 9 / 9 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop