The Third Time's Lucky
みんなの視線が痛いので、とりあえず廊下に出た。

「味はどうだった?」

一応、自分のお弁当も同じものだけど……

「美味しかったよ」

「嫌いなもの入ってなかった?」

「俺の好き嫌いなんて、全部知ってるでしょ?」

「それはそうだけど……」

誰かのために作ったことなんてなかったから、些細なことでも不安になる。

「じゃあ、俺は戻るね。明日からもよろしく」

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