The Third Time's Lucky

北斗2

「馬鹿じゃないの!?」

帰って早々、七星に怒鳴られた。

「そこまでこぎつけて、なんで告白できないの!?」

「『白雪と付き合いたい』って直球かわされて、続き言えると思う?」

「それを告白と取れないところが白雪らしいけど」

そういうところも魅力といえば魅力だけどね。

お弁当だって「フリ」のためだということですんなり納得してくれたし。

それにしても、白雪の作ったお弁当は美味しかった。

卵焼きの味は俺好みだったし、タコとカニのウインナーやウサギのリンゴには思わず笑みがこぼれた。

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