The Third Time's Lucky
「なぜ、今さらそれを聞くかね……」

日曜日、七ちゃんがオフなのを確認してわたしの家に呼んだ。

「そもそも、北斗が姉ちゃんに告白したのって、それが初めてなわけじゃないだろ?」

狭霧も一緒にわたしの部屋にいる。

「えっ?」

「俺が七星の撮影を見に行ったとき」

「あれは『フリ』を頼まれただけで……」

わたしの言葉に対して、七ちゃんは溜め息混じりに言った。

「確認するけど、白雪はそのときに『付き合いたい』って言われたんだよね?」

「うん」

「それ、完全に告白だよ」

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