The Third Time's Lucky
「水面ちゃん、北斗君のこと好きだったんだ……」

中学校で同じクラスになってから、水面ちゃんと仲良くなるのに時間はかからなかった。

それから北斗君や七ちゃん、狭霧を紹介して一緒に遊ぶようになって……

「好きにならない理由なんてないのに……」

水面ちゃんは大事な友達。

だから、その恋は応援しなくちゃいけない。

北斗君だって、告白にはっきり返事できないわたしよりも、素直に「好き」って言える水面ちゃんと付き合ったほうがお似合いだ。

なのに、応援できない。

2人が付き合うのを喜べない。

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