The Third Time's Lucky
「大丈夫?」

ゼーハー片で息をしているわたしに、北斗君が心配そうに声をかける。

「えっ?」

その声に、わたしは我に返った。

「わたし、何してた?」

「思いの丈をぶつけてた」

水面ちゃんがクスクス笑いながら答えた。

徐々に蘇る記憶……

「あ、あの、わ、わたし……」

何かとんでもないことを叫んだような気が……

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