The Third Time's Lucky
「正直に答えて。キスより先に進むの、怖い?」

「……ちょっと」

白雪なりの気遣いだろう。

本当は、「かなり」怖いに違いない。

「ここでするつもりはないよ。さっきは暴走しかけたけど」

逞さんに殺されかねないし。

「分かった……」

「だから、近いうちにね」

「えっ?」

「近いうちにもらうから、覚悟しててね」

本日何回目か、白雪の顔が真っ赤に染まった。

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