The Third Time's Lucky
まさか、水面ちゃんが本当に北斗君のことを……

北斗君も七ちゃんもオフで、久しぶりに4人揃った帰り道。

朝に水面ちゃんが言ったことを考えていた。

言うべきか、言わないべきか……

「何か悩み事?」

「ううん、なんでもない」

とりあえず、今は言わないでおこう。

「ねえ、北斗君。今他の女の子から告白されたらどうする?」

こんな遠回しな言い方しか、今はできない。

「『昔も今もこれからも彼女のことが大好きだから』って言って断る」

即答する北斗君。

「ごちそうさま」

「姉ちゃん、顔真っ赤」

七ちゃんと狭霧の言葉が後ろから聞こえる。

手を繋ぐよりも恥ずかしいよ……

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