Lemon tea
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うちゅうとの出会いから4ヶ月ほど、いまじゃ23:30はかなりさむい
「せりさー今更だけどがっこいってるの?」
「あー…、いって…ない?」
「なにそれ…どっち!?」
「いってないっちゃいってない。いってるっちゃいってる、別室登校だったり行かなかったり」
「ふーん…、いけよーうがっこ」
「やーよ」
「いけ、青春だぜがっこは、もったいないよあと1年と4ヶ月?いや、そんなにないか、とにかくもったいない!」
長女のわちにとって、
うちゅうはお兄ちゃんのような存在になっていった。あぁあ、そんなこといわれたら行きたくなったよ。
「…じゃあ、明日いく」
「あしただけ?」
上目遣いで見つめてくるうちゅう。
っち、その手に出たか…
「明日から、毎日行くよ…」
「よし!せりいいこ!」
そういって頭をがしがしとなでる
乱暴な感じ
せっかく結った髪がぐちゃぐちゃになる
「もーやめてよっ」
「せりーいいこー!」
23:30
夜中の公園
親の目をぬすんでここにいることは
ものすごくたのしい。
さむいけど