Lemon tea


「あー…ねむい」

「あらせり、朝起きてるなんてめずらしいわね」

朝からパソコンをしているママが声をかけてきた。

教育に力を入れてる父親に比べ、
家事も子育ても放任的な母親は学校をやすんでも何もいわない。

ご飯も極力つくらない
皿洗いなんてしてる所を
この目でみた覚えはない
掃除も気が向いたときにしかしない
洗濯はパパの仕事が休みの時にまとめて


そんなのだから、わちのこと
どーでもいいらしいよ。


「今日、がっこういくの」

「あっそう」

そういってパソコンでチャットをする

それだけかよ、心の中で呟いてみる。この人の子供として少し寂しいものをかんじた。

「それじゃ、いってきます」

「…。」


こころ寂しいまま家(といってもアパートだけど…)をでた


頬をなでる寒い風が吹いていた。


< 7 / 13 >

この作品をシェア

pagetop