Lemon tea
「あー…ねむい」
「あらせり、朝起きてるなんてめずらしいわね」
朝からパソコンをしているママが声をかけてきた。
教育に力を入れてる父親に比べ、
家事も子育ても放任的な母親は学校をやすんでも何もいわない。
ご飯も極力つくらない
皿洗いなんてしてる所を
この目でみた覚えはない
掃除も気が向いたときにしかしない
洗濯はパパの仕事が休みの時にまとめて
そんなのだから、わちのこと
どーでもいいらしいよ。
「今日、がっこういくの」
「あっそう」
そういってパソコンでチャットをする
それだけかよ、心の中で呟いてみる。この人の子供として少し寂しいものをかんじた。
「それじゃ、いってきます」
「…。」
こころ寂しいまま家(といってもアパートだけど…)をでた
頬をなでる寒い風が吹いていた。