ぐちゃぐちゃSMILE
いつもの日常
「神沢!資料はまだか!」
今日も怒られた。
「すみません、あと少しです。」
課長の顔は見ない。
仕事ってなんで次から次に来るんだろう。この資料がなくたって、絶対会社は困らないのに。
私は神沢あかね。
23歳の新人OL。
地元じゃそこそこ有名な大学をなかなか良い成績で卒業した。死ぬ気で頑張った部活と就活のおかげで、知らない人がいない超一流企業に内定をもらった。描くのは薔薇色の未来のみだったのに…自分にあった根拠のない自信は入社数ヶ月で簡単に崩れ去った。
「こんな作業にいつまでかかってるんだ!」
逆ギレする元気もなくなると、自分は生きていていいのだろうかと疑問に思うくらい情けなさが残る。
家までの長い帰り道は、今日の反省会。と言ってもただ涙が出るだけだけど。会社辞めたいなぁ…しんどいなぁ…時計を見るとあと数分で日が変わる。こんな日常がいつまで続くんだろう。
真夜中のホームに花が流れる。数年前にヒットした大好きな曲。彼が出来たら着メロにするってずっと思って大事にとってた。慎二だ。
今日も怒られた。
「すみません、あと少しです。」
課長の顔は見ない。
仕事ってなんで次から次に来るんだろう。この資料がなくたって、絶対会社は困らないのに。
私は神沢あかね。
23歳の新人OL。
地元じゃそこそこ有名な大学をなかなか良い成績で卒業した。死ぬ気で頑張った部活と就活のおかげで、知らない人がいない超一流企業に内定をもらった。描くのは薔薇色の未来のみだったのに…自分にあった根拠のない自信は入社数ヶ月で簡単に崩れ去った。
「こんな作業にいつまでかかってるんだ!」
逆ギレする元気もなくなると、自分は生きていていいのだろうかと疑問に思うくらい情けなさが残る。
家までの長い帰り道は、今日の反省会。と言ってもただ涙が出るだけだけど。会社辞めたいなぁ…しんどいなぁ…時計を見るとあと数分で日が変わる。こんな日常がいつまで続くんだろう。
真夜中のホームに花が流れる。数年前にヒットした大好きな曲。彼が出来たら着メロにするってずっと思って大事にとってた。慎二だ。