コトノハ 〜この気持ち、何て言うの〜


たぶん、
ほんのちょっとだったはず…。


でも、
すごく、
俺には長く感じた。



「はい!毛布。

 これかぶって!

 暖かいよ。」


チカが帰ってきた。


思わず顔がゆるんだ。


今の俺、
どんな顔してるのかな?




「これだけじゃ寒いよね。

 …飲み物、もってくるね。」


チカはまた僕から離れた。


けど、見える所にいるから大丈夫。



できるだけ、
ずっと見てよう…。


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