コトノハ 〜この気持ち、何て言うの〜

*『ありがとう』ございます







レイスがミルクを飲み始めて10分くらい経った。


レイスはミルクをおいしそうに飲んで、
すぐにマグカップをカラにした。


わたしのはまだ残っている。



でも、
レイスの視線が気になって、
なかなか飲めないよ…。



「レイス…。」


思い切ってレイスの方を見る。


「何?」


やっぱりレイスはこっちを見てた。


自意識過剰じゃなくってよかったぁ。


「こっちがいいの?」


わたしはココアを指して言った。


「ううん。ミルクの方がいいよ。」


レイスはまっすぐ私の目を見て言った。


「まだ欲しいの?」


「ううん。

 もう大丈夫。」


「じゃ、じゃあ…どうして、そんなに…。」



そんなに…、そんなに…。



「ん?」


「み、見てるの…?」


自分で言うのは恥ずかしいなっ///


「え!?

 …見ない方がいい?」


レイスは少し眉を垂らしている。


悲しいのかな?


「えっと、見ることは悪くないと思うけど…。」


「けど?」


「ん~っと///

 いいや、初詣いこうか。」



きっと退屈なんだ!


弁解するのもややこしいし、
そうしよう!
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