コトノハ 〜この気持ち、何て言うの〜
*『ありがとう』ございます
*
レイスがミルクを飲み始めて10分くらい経った。
レイスはミルクをおいしそうに飲んで、
すぐにマグカップをカラにした。
わたしのはまだ残っている。
でも、
レイスの視線が気になって、
なかなか飲めないよ…。
「レイス…。」
思い切ってレイスの方を見る。
「何?」
やっぱりレイスはこっちを見てた。
自意識過剰じゃなくってよかったぁ。
「こっちがいいの?」
わたしはココアを指して言った。
「ううん。ミルクの方がいいよ。」
レイスはまっすぐ私の目を見て言った。
「まだ欲しいの?」
「ううん。
もう大丈夫。」
「じゃ、じゃあ…どうして、そんなに…。」
そんなに…、そんなに…。
「ん?」
「み、見てるの…?」
自分で言うのは恥ずかしいなっ///
「え!?
…見ない方がいい?」
レイスは少し眉を垂らしている。
悲しいのかな?
「えっと、見ることは悪くないと思うけど…。」
「けど?」
「ん~っと///
いいや、初詣いこうか。」
きっと退屈なんだ!
弁解するのもややこしいし、
そうしよう!