コトノハ 〜この気持ち、何て言うの〜
「チカぁ〜。

 着替え、できたよ。」


5分もかからないで、
レイスの声がリビングから聞こえた。


「はいは〜い。」


急いでそこに行くと、
レイスはラフなパーカーにジーンズという、
お兄ちゃんの服で立っていた。


「…。」


うぁ…。


なんていうか、
やっぱりレイスってイケメンさんなんだなぁ…。


「いいか?」


「えっ?あ…。」


たぶん…。

ううん、
きっと…、
見とれてたんだ…。


「…うん!格好いい!!」


「カッコイイ?」


「あ…!

 えっとッ。

 いいと思いマス…。」


「うん?」


さっきからわたし…、
照れてばっか。


…レイスは男の人だから。


だから、
こんなどきどきするのかなぁ――?
< 17 / 47 >

この作品をシェア

pagetop